2016年11月24日
第一回国際 道路トンネル換気・防災システムセミナー開催報告
2016年11月10日(木)、神戸旧居留地オリエンタルホテルにて、「第一回国際 道路トンネル換気・防災システムセミナ―」を開催させて頂きました。
第一回目となる今年は、日本全国から100名を超える参加者の皆さまにご参加いただきました。
遠方から神戸まで足を運んでくださったお客様、また貴重なお時間を割いてご参加くださったお客様方には、この場をお借りして心より御礼申し上げます。
今回のセミナーは、神戸発信である、ということと、英語と日本語を交えた国際セミナー形式である、ということにこだわらせていただきました。道路トンネル業界に携わるお客様方に、これまで日本国内であまり触れることのなかった「国際的な視点での生の議論」の場にご参加いただき、新しい技術動向や、情報提供の場として有意義なセミナーとなるよう、準備を進めてまいりました。
今回は、「道路トンネル換気制御とその評価」をテーマに取り上げ、その課題を明確にすると共に、課題解決のためのシステム工学的アプローチとして、最新の換気制御手法、リスク解析手法および新しいシミュレーション技術をそれぞれの分野で活躍されている6人の講師に紹介していただきました。
特別講演として、欧州で広く普及している「リスク解析」の推進リーダであるオーストリアILF社のベルンハルト・コール氏に、オーストリアの標準であるRISK解析手法TuRismoを紹介していただきました。
講演の中で、コール氏は、ヨーロッパの実トンネルの設計の場で採用されている実際のリスク解析事例を紹介しながら、「リスク解析とは何か」を講演されました。
セミナーのチェアマンには、道路トンネル換気防災分野のオピニオンリーダーである英国ダンディー大学アラン・バーディー教授、コーディネーターにはシステム工学の碩学である神戸大学玉置久教授をお迎えし、
セミナーの進行を円滑に進めていただきました。
セミナーのクロージングスピーチの中で、アランバーディー教授は、「リスクを完全に「無くす」ことはできない。しかし、リスクを「減らす」ことはできる。我々は何をするべきか、今日、このセミナーの場で感じたことを、みなさんそれぞれの仕事の中に持ち帰り、もう一度考えてみてください」と述べられました。
我々道路トンネルの換気・防災に関わる企業の使命として、創発システム研究所は、これからも継続して、お客様に国際的な技術動向や、新しい技術情報提供の場をご用意し、日本の道路トンネルの安全性向上に努めてまいりたいと思っております。
最後に、当日参加いただいた皆様に無記名でアンケートを取らせて頂いたのですが、その中で、「英語でのセミナー形式について」五段階で評価していただいた結果、「満足、やや満足が31名、ふつうが29名、やや不満、不満が17名」という結果でした。
今後も、国際セミナーとしての「英語と日本語を交えた」生きた情報価値や、セミナーの希少性はそのままに、より多くの参加者の方にご満足いただけるよう、わかりやすい翻訳体制等を整え、次回、第二回のセミナー開催に向け、検討をしてまいりたいと思います。
当日ご参加頂きましたお客様、どうもありがとうございました。今後とも、よろしくお願いいたします。
【第一回国際 道路トンネル換気・防災システムセミナー】
~道路トンネル 換気制御とその評価(リスク解析とシミュレーョン)~
2016年11月10日(木)神戸居留地オリエンタルホテル
[CONTENTS]
1. 「道路トンネル非常時の安全性について」
(株)エイト日本技術開発 防災保全事業部技師長 日根 幸雄
2. 「トンネル安全性評価のリスク解析手法”TuRisMo”」
オーストリアILF社 リンツ支社長 ベルンハルド・コール
3. 「対面通行縦流トンネルの風速零化制御のリスク解析」
(株)創発システム研究所 取締役ボストン駐在 坂口 敏明
4. 「道路トンネル用シミュレーション予測方式換気制御の展開」
(株)高速道路総合技術研究所 施設研究部施設研究担当部長 東 晋一郎
5. 「複雑トンネル内交通流シミュレーション」
神戸大学大学院 システム情報学研究科 教授 玉置 久
6. 「FDSによるトンネル火災3Dシミュレーション」
鹿児島大学大学院 理工学研究科機械工学専攻 助教 錦 慎之助
最後になりましたが、今回の第一回講演の講師をお引き受けいただき、お忙しい中にも関わらず国際セミナーに対応した貴重な講演内容の資料をご準備いただいた講師の先生方に、この場をお借りして、心より感謝を申し上げます。
ありがとうございました。
第一回目となる今年は、日本全国から100名を超える参加者の皆さまにご参加いただきました。
遠方から神戸まで足を運んでくださったお客様、また貴重なお時間を割いてご参加くださったお客様方には、この場をお借りして心より御礼申し上げます。
今回のセミナーは、神戸発信である、ということと、英語と日本語を交えた国際セミナー形式である、ということにこだわらせていただきました。道路トンネル業界に携わるお客様方に、これまで日本国内であまり触れることのなかった「国際的な視点での生の議論」の場にご参加いただき、新しい技術動向や、情報提供の場として有意義なセミナーとなるよう、準備を進めてまいりました。
今回は、「道路トンネル換気制御とその評価」をテーマに取り上げ、その課題を明確にすると共に、課題解決のためのシステム工学的アプローチとして、最新の換気制御手法、リスク解析手法および新しいシミュレーション技術をそれぞれの分野で活躍されている6人の講師に紹介していただきました。
特別講演として、欧州で広く普及している「リスク解析」の推進リーダであるオーストリアILF社のベルンハルト・コール氏に、オーストリアの標準であるRISK解析手法TuRismoを紹介していただきました。
講演の中で、コール氏は、ヨーロッパの実トンネルの設計の場で採用されている実際のリスク解析事例を紹介しながら、「リスク解析とは何か」を講演されました。
セミナーのチェアマンには、道路トンネル換気防災分野のオピニオンリーダーである英国ダンディー大学アラン・バーディー教授、コーディネーターにはシステム工学の碩学である神戸大学玉置久教授をお迎えし、
セミナーの進行を円滑に進めていただきました。
セミナーのクロージングスピーチの中で、アランバーディー教授は、「リスクを完全に「無くす」ことはできない。しかし、リスクを「減らす」ことはできる。我々は何をするべきか、今日、このセミナーの場で感じたことを、みなさんそれぞれの仕事の中に持ち帰り、もう一度考えてみてください」と述べられました。
我々道路トンネルの換気・防災に関わる企業の使命として、創発システム研究所は、これからも継続して、お客様に国際的な技術動向や、新しい技術情報提供の場をご用意し、日本の道路トンネルの安全性向上に努めてまいりたいと思っております。
最後に、当日参加いただいた皆様に無記名でアンケートを取らせて頂いたのですが、その中で、「英語でのセミナー形式について」五段階で評価していただいた結果、「満足、やや満足が31名、ふつうが29名、やや不満、不満が17名」という結果でした。
今後も、国際セミナーとしての「英語と日本語を交えた」生きた情報価値や、セミナーの希少性はそのままに、より多くの参加者の方にご満足いただけるよう、わかりやすい翻訳体制等を整え、次回、第二回のセミナー開催に向け、検討をしてまいりたいと思います。
当日ご参加頂きましたお客様、どうもありがとうございました。今後とも、よろしくお願いいたします。
【第一回国際 道路トンネル換気・防災システムセミナー】
~道路トンネル 換気制御とその評価(リスク解析とシミュレーョン)~
2016年11月10日(木)神戸居留地オリエンタルホテル
[CONTENTS]
1. 「道路トンネル非常時の安全性について」
(株)エイト日本技術開発 防災保全事業部技師長 日根 幸雄
2. 「トンネル安全性評価のリスク解析手法”TuRisMo”」
オーストリアILF社 リンツ支社長 ベルンハルド・コール
3. 「対面通行縦流トンネルの風速零化制御のリスク解析」
(株)創発システム研究所 取締役ボストン駐在 坂口 敏明
4. 「道路トンネル用シミュレーション予測方式換気制御の展開」
(株)高速道路総合技術研究所 施設研究部施設研究担当部長 東 晋一郎
5. 「複雑トンネル内交通流シミュレーション」
神戸大学大学院 システム情報学研究科 教授 玉置 久
6. 「FDSによるトンネル火災3Dシミュレーション」
鹿児島大学大学院 理工学研究科機械工学専攻 助教 錦 慎之助
最後になりましたが、今回の第一回講演の講師をお引き受けいただき、お忙しい中にも関わらず国際セミナーに対応した貴重な講演内容の資料をご準備いただいた講師の先生方に、この場をお借りして、心より感謝を申し上げます。
ありがとうございました。
Posted by 創発システム研究所 at 14:38│Comments(0)
│創発HP情報
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。